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2024/09/13 13:09
ドラムを始めたいと思ったとき、何から練習すれば良いのか迷う人も多いでしょう。
ドラムはリズム楽器であり、他の楽器に比べて体全体を使うことが特徴です。
そのため、基本的な体の使い方やリズムの取り方から、徐々にステップアップしていくことが大切です。
今回は、初心者がドラム練習を始める際の具体的なステップと、押さえておきたい基本的なポイントを紹介します。
1. スティックの持ち方と姿勢
ドラム練習を始める前に、まずは正しいスティックの持ち方と姿勢を確認しましょう。
スティックの持ち方が間違っていると、長時間叩くうちに手や腕に疲れがたまり、思うような音を出すことができません。
一般的には、スティックを親指と人差し指で軽く挟み、他の指で支える「マッチドグリップ」が初心者にはおすすめです。
また、椅子の高さやスネアの位置も重要です。椅子は、足が自然に床に着き、ひざが直角に曲がる高さに設定します。
スネアドラムは、スティックが自然に下ろせる位置に置き、手首に余計な負担がかからないように調整しましょう。
2. 基本的なストロークを習得する
スティックを持ったら、次に「ストローク」と呼ばれる基本的な動作を練習しましょう。
ストロークは、ドラムスティックを上げて叩く動作のことで、手首の動きが重要になります。
ストロークには「フルストローク」や「ダウンストローク」、「アップストローク」など、いくつかの種類がありますが、最初はシンプルなフルストロークから始めると良いでしょう。
この段階では、左右の手で均等にストロークを行い、音のバランスを揃えることが重要です。メトロノームを使い、一定のテンポで叩く練習を行いながら、正確なリズムを体に覚えさせます。
3. 基本ビートの練習
ドラムの基本は、キック(バスドラム)、スネア、ハイハットという3つの要素から成り立っています。
これらを組み合わせて、最もシンプルなビート「8ビート」を叩くことが、初心者にとっての最初の目標です。
ハイハットで8分音符を刻みながら、バスドラムで1拍目、スネアで2拍目を叩く基本パターンから始めます。
この8ビートのパターンは、ほとんどのポップスやロックの楽曲で使われているため、まずはこのパターンを確実にマスターしましょう。
8ビートに慣れてきたら、徐々にバリエーションを加えていきます。
例えば、バスドラムのタイミングを変えたり、スネアを叩く位置を工夫することで、より多様なビートを演奏できるようになります。
4. 両手足の独立練習
ドラムは手と足を独立して使う必要があるため、最初は手足の連携に苦労するかもしれません。
右手でハイハットを叩きながら、左手でスネア、右足でバスドラムを同時に演奏するのは、初心者には難しい課題です。
そこで、両手足を独立して動かす練習が必要です。最初はゆっくりとしたテンポで、各部分の動きを個別に練習します。
例えば、右手でハイハットを叩きながら、左手でスネアを叩くパターンを繰り返し練習することで、手と足の動きをスムーズに連携させられるようになります。
5. リズム感を鍛える
ドラムはリズムを生み出す楽器なので、リズム感を鍛えることが非常に重要です。
メトロノームを使って一定のテンポで演奏する練習はもちろん、音楽を聴きながらビートを感じる練習も効果的です。
自分の好きな音楽に合わせて叩くことで、楽しくリズム感を鍛えることができます。
また、他の楽器と一緒に演奏する「セッション」も、リズム感を鍛える良い方法です。
バンドで演奏する際には、自分のビートが全体のリズムを支える役割を果たすため、自然とリズムに対する意識が高まります。
6. フィルインの練習
基本ビートをマスターしたら、次は「フィルイン」に挑戦してみましょう。
フィルインとは、曲のフレーズとフレーズの間に入れる短いリズムパターンのことで、曲に動きを加える役割を果たします。
初心者は、まず簡単なフィルインから練習すると良いでしょう。
例えば、スネアドラムを4分音符で4回叩くというシンプルなパターンでも、曲に合わせて入れると効果的です。
慣れてきたら、タムやクラッシュシンバルを使ったバリエーションに挑戦してみましょう。
7. 楽しむことを忘れない
ドラム練習は、最初のうちは難しく感じるかもしれませんが、何よりも「楽しむこと」が大切です。
自分の好きな音楽に合わせて叩いたり、リズムに乗って演奏することで、上達のスピードも速くなります。
また、練習の進捗を記録することで、少しずつ成長していることを実感できるでしょう。
まとめ
ドラムを練習する際には、まずは基本的なスティックの持ち方や姿勢から始め、徐々にビートやフィルインの練習へとステップアップしていくことが大切です。
また、手足を独立させる練習やリズム感を養うための工夫を取り入れることで、スムーズに上達することができます。
何よりも、楽しみながら練習を続けることが成功への鍵です。ドラムは、叩けば叩くほどリズムに対する感覚が磨かれる楽器ですので、自分のペースで楽しみながら上達していきましょう!
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